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治療法に前向き材料 ダウ、約半年ぶり高値

2020年8月25日 7:36

24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの治療法について前向きな材料が出たことで大きく買われ、ダウ平均株価は約半年ぶりの高値で取引を終えています。

24日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から378ドル13セント値を上げ、2万8308ドル46セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も67.92ポイント上げて1万1379.72と過去最高値を更新して取引を終えています。

前の日に、新型コロナウイルスをめぐり、回復した患者から採取した血しょうを投与する治療法について、当局が緊急の使用を許可したと発表しました。また、トランプ政権が、イギリスのオックスフォード大学などが開発中のワクチンについて、早期に緊急使用の認可を出すことを検討していると一部で報じられました。これを受け、感染拡大が早期に落ち着き、景気の回復につながるとの期待感が強まり、大きく買われる展開となりました。

アナリストが目標株価を引き上げた「アップル」が最高値を更新したこともあり、ダウ平均は2万8000ドルを回復し、約半年ぶりの高値で取引を終えています。また、ナスダックも3営業日連続で過去最高値を更新しました。