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感染者“責めないで”差別防止を呼びかけ

2020年8月25日 20:38

新型コロナウイルスに感染した人への差別や偏見が問題となっていることを受け、萩生田文部科学大臣が、25日、差別防止を呼びかけました。

学校内で、新型コロナウイルスの感染やクラスターも確認される中、一部の地域では、感染者や家族が差別されたり、学校が中傷されたりする事態も起きています。

こうした事態を受け、萩生田大臣は25日の記者会見で、児童・生徒に対して、「新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があり、感染した人が悪いというわけではない」「感染した人を責めるのではなく、励まし、温かく迎えてほしい」と呼びかけました。

さらに、「感染したことを言い出しにくくなると、さらに感染が広がってしまうかもしれない。今、自分にできる予防をしっかり行い、学びを続けてほしい」というメッセージを伝えました。

また、教職員や保護者などに対しては、子どもたちが感染症を正しく理解するよう指導し、差別や偏見、誹謗中傷を許さないことなど差別の防止を求めています。