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都 父島への乗客に無料PCR検査開始

2020年8月11日 12:02
都 父島への乗客に無料PCR検査開始

東京都は、医療体制が十分に整っていない離島の新型コロナウイルス対策として、11日から小笠原諸島の父島に向かう船の乗客に対し、乗船前のPCR検査をはじめました。

東京都は、6日に1回、港区の竹芝客船ターミナルから出航している小笠原諸島・父島行きの船の6歳以上の乗客を対象に、11日から唾液によるPCR検査を行います。

検査は無料で、任意で行われ、11日は対象となる乗客およそ380人のうち8割ほどの人が応じたということです。

観光に行く祖母・孫「いいと思いましたよ。島の人にもうつさなくて済むし」

ダイビングに行く親子「(PCR検査を)受ける側も安心だし、迎え入れてくれる側(島民)もきっと安心だと思うので」

検査は乗船前に唾液を採取し、出発後に結果が通知される仕組みで、陽性となった乗客は船内で隔離された状態で過ごし、到着後も島民と接触しない場所で療養してもらうということです。

小笠原諸島ではこれまでに感染者は確認されていませんが、医療体制が十分に整っていないことから感染拡大を水際で防ぐのが狙いです。