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東京都 父島への船の乗客にPCR検査開始

2020年8月11日 10:32
東京都 父島への船の乗客にPCR検査開始

東京都は、医療体制が十分に整っていない離島の新型コロナウイルス対策として、11日から小笠原諸島の父島に向かう船の乗客に対し乗船前のPCR検査をはじめました。

東京都は11日から、港区の竹芝客船ターミナルから小笠原諸島の父島に向かう船に乗る6歳以上の乗客を対象に、無料で唾液によるPCR検査を行います。

船は6日に1回出航していて、11日はおよそ450人が乗船しました。検査は任意で、乗船前に唾液を採取して検査し、出発後に結果が通知される仕組みで、陽性となった乗客は船内で隔離された状態で過ごし、到着後も島民と接触しない場所で療養してもらうということです。

小笠原諸島ではこれまでに感染者は確認されていませんが、医療体制が十分に整っていないことから、感染拡大を水際で防ぐのが狙いです。