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米国閣僚6年ぶり台湾訪問 中国は強く反発

2020年8月9日 22:49

アメリカ・トランプ政権のアザー厚生長官が9日、台湾を訪問しました。アメリカの閣僚が台湾を訪れるのは6年ぶりで、中国は強く反発しています。

アザー厚生長官は9日午後、アメリカ空軍の専用機で台北市内にある空港に到着し、台湾側の出迎えに手を振って応えました。

今回の台湾訪問の目的について、アメリカ政府は、新型コロナウイルス対策で協力関係を強化するためと発表していて、滞在中に蔡英文総統らと会談する予定です。

アメリカの閣僚が台湾を訪問するのは6年ぶりで、1979年のアメリカと台湾の断交以来、アメリカ政府の高官として最高レベルの訪問です。

アメリカと台湾の接近を警戒する中国政府は、今回の訪問について「断固として強力な報復措置をとる」と強く反発しています。

一方、日本の森喜朗元総理らは、先月30日に亡くなった台湾の李登輝元総統の弔問のため、9日、台湾を訪れました。

森元総理と会談した蔡英文総統は、「日本と台湾の友好に感謝する」と述べました。