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金正恩委員長 大雨の被害状況を視察

2020年8月7日 15:42

北朝鮮メディアは、金正恩委員長が連日の大雨による被害の状況を視察し、被災した住民への支援などを指示したと伝えました。

7日付の「労働新聞」は、金委員長が黄海北道の水害の状況を視察したと伝えました。写真は公開されていませんが、大雨で水路の堤防が決壊し、700を超える家屋が冠水し、179棟が崩壊する被害が出たということです。

人的被害は出ていないとしていますが、金委員長は「被災者に生活用品や医薬品などを供給し、早期に安定させることが重要だ」などと述べたということです。

一方、6日、韓国の文在寅大統領も北朝鮮との境界線近くで大雨への対応状況を視察しました。

文大統領は、北朝鮮が予告せずにダムから放流を繰り返し、韓国側に流れる臨津川の下流で水位が上がっている問題に言及。放流する場合、事前に通知を行う南北間の合意が「実質的にきちんと履行されていない」などと苦言を呈しました。