アメリカのトランプ大統領は６日、新型コロナウイルスのワクチンがことし１１月の大統領選挙の投票日までに実用化されることへの期待感を示しました。

トランプ大統領は、６日に出演したラジオ番組で、司会者から「ワクチンは１１月３日より前にできるのか」と問われた際、「可能性はある」などと述べました。その後、記者団の前でも楽観的な見通しを示しています。

トランプ大統領「おそらく投票日前後までにできると楽観している。選挙のためにやっているわけではない。多くの人命を救うために急いでいるのだ」

トランプ大統領としては、大統領選挙の投票日までにワクチンが実用化される可能性に言及することで、有権者の期待感を自らの支持拡大につなげる思惑もあるものとみられます。