×

さよなら、私のデパート 新潟三越最後の日

2020年8月7日 16:55
さよなら、私のデパート 新潟三越最後の日

さよなら、私のデパート。

元エレベーターガール「いよいよ終わりが来たのかなと思ったら、胸がなんかちょっと…。涙が出てきちゃう」

113年の歴史に幕を下ろした「新潟三越」。

婦人靴売り場リーダー・篠川周さん「若い方は特に、こちらで試してネットで買われてしまう方も実際いらっしゃるんですけれども、そこはお客様が選ぶところなので」

接客一筋12年。篠川さんは、お客さんの立場に立って、接客を続けてきました。

心残りは、一人娘の凜ちゃんにママが働く姿をまだ見せていないこと。

それでも、最後の日までお客さんのために。

新潟県民に親しまれてきた「新潟三越」。ずっと“変わらないもの”だと思っていました。

新潟三越伊勢丹・星野圭二郎社長「昨今のネットですね。お客さまのライフスタイルの変化に我々がまだ対応できていない」

変わる時代の中で、変わらなかったデパート。

元エレベーターガール・藤原美智子さん「デパート来ると、全然気持ちがワクワクするの。今でも。デパートは大好き」

元エレベーターガールの同僚たち「(昔は)すごく混んでた」

元エレベーターガールの同僚たち「ものすごく混んでた!」

「三越」最終日。

三越スタッフ「きょうはご存知の通り、新潟三越、本当の最後の日になります。皆さん新潟三越で働いた誇りを胸に、最後の1日、よろしくお願いします」

三越スタッフのみなさん「よろしくお願いします」

いつものメロディー。あの頃のにぎわいが戻ってきました。

婦人靴売り場リーダー・篠川周さん「いかがでしょうか~?」

客「がっかりするよね、なくなると思うと」

婦人靴売り場リーダー・篠川周さん「あ~愛されているんだなと実感してます」

すると…。

婦人靴売り場リーダー・篠川周さん「あ~!来た!子どもでした」

凜ちゃんがお兄さん夫婦に連れられ、初めて来てくれました。

記者「お母さん見てどうだった?」

凜ちゃん「かっこよかった」

婦人靴売り場リーダー・篠川周さん「お母さんお仕事中だからね。見てて、ありがとね」

そして、最後の時。

新潟三越・高橋芳明店長「長きにわたりですね、お客さまをはじめ、地域の皆さまに支えられ、きょうまでしっかりと商売をすることができました。本当に長い間ありがとうございました」

三越スタッフのみなさん「ありがとうございました」

閉店を機に退職する人、転職する人、まだ次の仕事が見つからない人も。

三越スタッフ「お疲れ様でした!」

思い出は心の中に…。

さよなら、さよなら、私のデパート。

※テレビ新潟で制作したものをリメイク。2020年6月放送、NNNドキュメント「さよなら、私のデパート。」より。

【the SOCIAL×NNNドキュメントより】