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原爆の日 「韓国のヒロシマ」でも慰霊祭

2020年8月6日 15:57

広島が75回目の「原爆の日」を迎えた6日、戦時中、日本で被爆した韓国人が多く暮らす、韓国南部の町でも、犠牲者の慰霊祭が行われました。

韓国南部の陜川郡は、広島で被爆し、帰国した韓国人が多く暮らしていることから「韓国のヒロシマ」と呼ばれ、毎年8月6日に慰霊祭が行われています。

韓国原爆被害者協会は、広島と長崎で被爆した朝鮮半島出身者が10万人にのぼり、半数近くは、その場で死亡したと推定しています。

帰国した人も、日韓の両政府からの支援を受けられるようになるまで、長い年月を費やしました。

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慰霊祭には、新型コロナウイルスの影響で参加できなかった日本の市民団体からもメッセージが寄せられ、鎮魂と平和の祈りに包まれました。