ソニーは４月からの３か月間の業績について、外出自粛の影響でゲーム事業が好調だったことなどが要因で、純利益がおよそ５割、増加したと発表しました。

ソニーはことし４月から６月までの３か月間の業績について、新型コロナウイルス感染症対策による外出自粛の影響でゲーム需要が増えたことなどで、純利益が２３３３億円と前の年の同じ時期に比べて５３％増えたと発表しました。

一方、映画事業については制作スケジュールに大幅な遅れが出ていて、今後２～３年間の業績に影響が出るとしています。

また、スマートフォン向けなどの画像センサー事業については、スマホの販売台数が伸び悩んだため大幅な減益となりました。

一方、このセンサー技術を使ってソニーが開発中の新型の電気自動車も日本で披露されました。運転席には横長の大型モニターが設置されていて、サイドミラーの代わりに導入された後方確認用のカメラの映像が常時映し出されています。今のところ、この試作車の販売予定はありませんが、自動運転に必要なセンサーなどの技術を高めるために、今年度中に公道での試験走行を目指していくということです。