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3つのクラスター それぞれの共通点は?

2020年7月31日 20:34
3つのクラスター それぞれの共通点は?

31日の東京都の新規感染者は過去最多の463人。400人を超えるのは初めてです。全国に、そしてあらゆる年代に、感染が広がっています。
 
■31日詳細:若い人が圧倒的に多く
(※情報は7月31日16時時点でのものです)
 
小池知事によると、新宿保健所管内で150人近くの感染者が確認されたということです。 
また、28日の検査数が5500件を超えたことも、感染者の急増に影響したとみられると説明しました。 30日も367人と過去最多となり、100人以上が3週間連続しています。 
 
31日の東京都の新規感染者を年代別にみると、20代が212人、30代が120人と、全体の7割以上を占めていて、若い人が圧倒的に多くなっています。さらに40代は57人、50代は25人、60代は27人となっています。 
 
■30日詳細:東京、神奈川、兵庫、福岡、沖縄で過去最多
 
次に、30日の東京都の新規感染者367人の感染経路を詳しくみていきます。 家庭内、職場内が44人と最も多くなっています。 職場内では、演劇関係者の男女20人以上が集団感染していることが分かり、東京都はクラスターが発生したとみています。まだ稽古の段階で、公演はしていませんでした。 
続いて、会食は17人。大人数での会食が多かったということです。20代の男女は、50人規模の会食をしたと証言しています。 40代男性は、20~30人でパーティーをしたと証言しているほか、20代女性は友人5人と飲食し、カラオケを5~6時間した、というケースもありました。 こうした会食での感染が最近急拡大していることから、小池都知事は30日、東京都の飲食店などに時短営業を要請しました。 
 
30日も、全国で過去最多となる1305人の感染が確認されました。 東京、神奈川、兵庫、福岡、沖縄で過去最多となっています。 他にも、大阪で190人、愛知で160人と、依然多い数字となりました。
 
■専門家組織「主に東京都の一部の地域から地方に広まった」
 
 また、30日は、厚労省に助言する専門家組織である「アドバイザリーボード」が会議を開き、最近の感染状況について、感染症の専門家の立場から分析を行いました。 
 
直近の感染状況について「都市部を中心に、接待を伴う飲食店や友人との飲み会を介した感染拡大が続いていて、それが地方でも拡大している」としました。 また、緊急事態宣言解除後の感染拡大は「主に東京都の一部の地域から地方に広まった」と指摘。 
市中感染については「近所のスーパーでの買い物や公共交通機関などは、基本的な感染対策が行われていれば、感染が拡大する状況ではない」と分析しています。 
 
■3つのクラスター 見えた共通点 
また、この会議では、これまで実際に起きたクラスターの具体的な事例も紹介されました。 
 

(1)職員会議:3密になりがち
まずは「職員会議でのクラスター」 
発症する前日に会議に参加した50代の女性職員から、3人に感染したとみられます。そして会議のあと1週間から12日後に、他の3人も発症しました。参加していない職員にも感染が広がりました。 こうした職場会議は、閉めきった空間で一堂に会してプレゼンや議論をするため、3密になることが多いのです。 専門家からはウェブ会議、そして換気やマスク着用が推奨されています。 
 
(2)病院内:共通点は「休憩室」
次に「病院内でのクラスター」 
ある病院で患者や看護師が感染し、クラスターが発生しました。この病院、別々の病棟に感染者がいたのですが、それはなぜかというと、看護師の行動に共通点がありました。病棟は違っても、休憩室は一緒だったのです。 
その後、患者の1人は感染に気づかずに介護施設へと退院し、入居者や職員に感染が拡大しました。 そして看護師から家族、また、こちらの病棟の患者のリハビリを行った技師も感染したということです。 
 
(3)ジム関連:共通点は「更衣室」
続いて「スポーツジム関連のクラスター」。 
感染者は全員女性で、岩盤浴やスパだけの利用の人もいたということです。 
全員が利用していた日の利用時間から、共通点は更衣室だと分かりました。 
更衣室はマスクを外していることが多いですし、密になりやすく、換気も悪かったりするため、注意が必要です。また、長時間の利用も避けましょう。 
 
8月に入り、多くの小中学校でも夏休みが始まります。 
なかなか遠出は難しい時期ですが、休み期間中はついつい気が緩みがちになる場合もありますので、基本に立ち返って3密を避ける対策、徹底しましょう。 

7月31日16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より