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大阪、愛知、福岡、沖縄など憂慮すべき状況

2020年7月31日 1:21
大阪、愛知、福岡、沖縄など憂慮すべき状況

新型コロナウイルスの感染対策について厚生労働省に助言する専門家の組織「アドバイザリー・ボード」は、大阪府や愛知県などで感染拡大のスピードが増し、憂慮すべき状況だと発表しました。

会議で専門家らは直近の感染状況について、「都市部を中心に、接待を伴う飲食店や友人との飲み会を介した感染拡大が続いていて、地方でも拡大が生じている」としました。

その上で、大阪府、愛知、福岡、沖縄の各県で「感染拡大のスピードが増しており、憂慮すべき状況」と懸念を示しました。

一方、基本的な感染対策が行われていれば、近所のスーパーでの買い物や公共交通機関などで感染が拡大する状況ではないと分析しています。

また、緊急事態宣言解除後の状況を振り返り、「感染拡大は、主に東京都の一部の地域から地方に伝播し、さらに一部の地方で感染拡大が続いていると考えられる」と指摘。

そして劇場や接待を伴う飲食店など実際に感染が起きた場所に共通する条件は、「3密」と「大声」だったということです。