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感染場所や世代「広がってる兆候」東京警戒

2020年7月15日 1:37
感染場所や世代「広がってる兆候」東京警戒

新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都内で14日、新たに143人の感染が確認されました。2日続けて200人は下回ったものの、依然として高い水準となっています。

都内の新たな感染者は143人で、このうち夜の街と関係がある人は24人いたほか、クラスターが起きた新宿にある劇場の観客とスタッフあわせて6人の感染も確認されました。都が把握するこの劇場での感染者は、これで33人となりました。

また、3つの保育園と幼稚園で、児童や職員など10人の感染が判明したほか、職場で感染した人が17人、家庭内で感染した人は10人いました。

143人のうち40代以上の人も37人いて、都の担当者は「夜の街や若者中心という傾向から、他の場所や世代に感染が広がっている兆候がある」と警戒感を強めています。

一方、小池知事は、都内の感染者のうち連絡が取れなくなっている人は、1人だと明らかにしました。

菅官房長官が会見で、一部の感染者と連絡が取れなくなっているとして、都に確認を求める考えを示していましたが、小池知事は、「連絡が取れない人は1人で、保健所が健康観察のために連絡をしているので、しっかり出ていただきたい」と述べました。