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小池氏再選 衆院選へ野党“戦略練り直し”

2020年7月6日 12:12
小池氏再選 衆院選へ野党“戦略練り直し”

5日に行われた東京都知事選挙は、小池都知事が再選を決めましたが、野党は次の衆議院選挙に向け、戦略の練り直しを迫られています。

野党は、今回の敗因の一つは、統一候補の擁立に失敗し、野党が票を奪い合ったことにあるとみています。

立憲民主党・長妻選対委員長「野党がまとまるということが残念ながら今回できませんでしたけれども」「総選挙に向けて、(与党と)一騎打ちの構造にもっていくために、さらに汗をかいて努力をしなきゃいけない課題だ」

そもそも今回の都知事選で、立憲民主党と共産党などが応援した弁護士の宇都宮氏とれいわ新選組の山本代表の票は、合わせても小池氏の票の半分にも届きませんでした。

さらに、日本テレビと読売新聞の出口調査では、立憲民主党の支持層の3分の1以上が小池氏に投票した一方で、宇都宮氏に投票したと答えたのは4割弱にとどまりました。

立憲民主党の中堅議員は「野党候補が分裂したことで、野党の存在感が低下した」と指摘しています。

今後の焦点は、この秋にも行われるとの観測が飛び交っている衆議院の解散総選挙への対応です。

立憲民主党と国民民主党は政党合流に向けた協議を水面下で進めていますが、新しい党の党名などをめぐって交渉は難航しています。野党として大きなまとまりを作れるかどうか、相変わらずの課題を背負ったままです。