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現職・小池百合子氏、圧勝で再選 都知事選

2020年7月5日 23:52

任期満了に伴う東京都知事選挙は、5日に投票が行われ、現職の小池百合子氏が再選を果たしました。

小池百合子氏「改めまして都民のみなさまの力強いご支援に対し大変うれしく感じると同時に、これから大切な2期目、その重責を担っていく、その重さに大変責任を感じるところでございます。喫緊の課題は何よりも新型コロナウイルス対策でございます」

小池氏は、ほかの候補を大きく引き離す圧勝で再選を果たしました。

選挙戦で、小池氏は「東京大改革2.0」を掲げ、争点となった新型コロナ対策では、アメリカのCDC(=疾病対策センター)の東京版を創設することや、検査体制と医療体制の強化を訴えました。

前回と同様に無所属で出馬しましたが、自民公明の支持層や無党派層に加え、野党の一部支持層からも幅広く支持を集め、終始安定した戦いを進めました。

小池氏は今回、新型コロナの影響を理由に街頭演説は行わず、ネットでの運動が中心でしたが、現職として対応にあたった新型コロナ対策が支持されたほか、連日、警戒を呼びかける姿がメディアで取り上げられ、現職としての強みが選挙戦でも有利に働いたとみられます。

小池氏は67歳。テレビのキャスター出身で、1992年の参議院選挙に、当時の日本新党から立候補して初当選。その後、複数の政党を経て自民党に入党し、環境大臣や防衛大臣を務めたあと、4年前の都知事選に出馬し、初当選しました。