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ディズニー待ちきれず再開前に来たファンも

2020年6月30日 22:05
ディズニー待ちきれず再開前に来たファンも

新型コロナウイルスの感染対策が求められる中で、7月1日から再開する東京ディズニーランドや花やしきなどのテーマパーク。前日の6月30日にそれぞれの様子を取材しました。

■キャッシュレス・ポイント還元最終日の感染対策

対象店舗で、クレジットカードや電子マネーなどで支払えば、最大5%がポイント還元される『キャッシュレス・ポイント還元制度』。

千葉県印西市の大型家具店には、6月30日で終了する制度を駆け込みで利用しようと訪れた買い物客の姿がありました。

ただ、そうした中でも新型コロナ対策が求められます。

メガマックス千葉NT店の広報・販売促進チーフ大野景介さんは

「(新型コロナ対策で)以前よりは商品との間というのも大きく開けるようにしていますので、間隔を持ってゆっくりと商品を見ていただける」

■花やしき 人数限定で再開

対策は、都内のテーマパークでも。

7月1日に4か月ぶりに再開する浅草の『花やしき』では、スタッフによるシミュレーションが行われていました。

「密」を防ぐため、1800坪の園内に入場できる人数は1日約1000人に制限するということです。

浅草花やしきの弘田昭彦社長はこう話します。

「世界でも一番小さい遊園地ですので(チケット購入を)1000人を限度に予約制にして、3密を防ぐ対処はとれます」

■絶景も県内限定に

一方で、苦渋の決断を下した観光地も。

毎年、梅雨の時期に咲き誇る淡いブルーに統一された秋田県男鹿市にある雲昌寺のあじさい。「地元に観光客を呼びたい」と寺の副住職が15年前に植え始め、今では1500株に。

この幻想的なあじさいの海は“男鹿ブルー”とも呼ばれ、出版社が選ぶ“死ぬまでに行きたい絶景”にも選ばれるなど、全国から年間5万人以上が訪れる県内有数の人気観光地となりました。

4月15日以降、感染者が確認されていない秋田県ですが、他県でクラスター感染が発生していることなどから、今年は県内在住者限定での公開に決めたといいます。

雲昌寺の副住職・古仲宗雲さんはこう話します。

「早くコロナが収まって、たくさんの人に喜んでもらえれば良いなと」

■ディズニー再開 待ちきれないファンは…

そして、7月1日にいよいよ再開の日を迎える東京ディズニーランド。

前日の6月30日、東京ディズニーランドの周辺にあるホテルでは、大のディズニーファンだという家族がチェックイン。

その手には、7月1日のチケットの整理券が。

母親「あした号泣します。うれしすぎて。今から泣きそうなんですけど」

さらに、最寄りのJR舞浜駅には、待ちきれずに来てしまったというファンの姿も。

持っているチケットの日付を聞いてみると…

ファン「7月6日(のチケット)、やっと行ける!ってなって。仕事頑張れます うふふ」

再開に歓喜し、グッズを買いに来たという人も。

ファン「予算はないです。決めてないです、きょうは!」

■金券ショップ「在庫が増えてしまう」

“夢の国”の再開に向け、喜びの声が聞かれる一方で、金券ショップからは悲痛な声が…

通常であれば売り切れることがあるディズニーランドの株主優待チケットですが、7月1日から使えるのはオンラインで販売された日付指定のチケットのみ。

そのため、株主優待チケットを売りに来る人はいますが、買いに来る人はほぼゼロの状態だといいます。

ロータリーギフト新宿西口2号店の吉田創店長は、あまり売れておらず在庫が増えてしまい、今はだいたい100枚ほど(在庫が)あると話します。

現在、買取額を通常より安くすることで売りに来る人を減らし、仕入量を調整していくということです。

(2020年6月30日放送『news every.』より)