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職員へ“パワハラ” 北海道大学総長を解任

2020年6月30日 14:13
職員へ“パワハラ” 北海道大学総長を解任

職員への威圧的な言動などいわゆる「パワハラ」があったとして、文部科学省は、30日、北海道大学の総長の解任を発表しました。

萩生田文科相「このような事態となったことは、誠に遺憾であります」

萩生田文科相は30日の閣議後の会見で、北海道大学総長の名和豊春氏を解任すると発表しました。文部科学省は、去年7月に北海道大学総長選考会議から名和総長解任の申出を受け、提出された録音や資料をもとに、名和総長への聴聞も行って事実確認を進めてきました。

その結果、職員への威圧的な言動や過度な叱責などいわゆる「パワハラ」を含めた28件の問題行為を確認し、国立大学法人法に規定する「その他役員たるに適しないと認めるとき」に該当すると判断したため、30日付で解任処分にしたということです。

国立大学が2004年度に法人化され、現在の制度になってから、学長が解任されるのは初めてのことです。