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“職場内クラスター”都が警戒呼びかけ

2020年6月24日 21:30
“職場内クラスター”都が警戒呼びかけ

東京都は24日、新たに55人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。政府の緊急事態宣言の解除後、最も多い人数となり、1日の感染者が50人を超えるのは先月5日以来です。

東京都内の新たな感染者は、10代から70代までの男女55人で、このうち23人は、今のところ感染経路が分かっていません。

感染が相次いでいる「夜の街」と関係する人は20人いて、12人は新宿区が行ったホストクラブ2店舗に対する集団検査で陽性が判明したホストと従業員でした。

また、すでに7人の感染が判明し、“職場内クラスター”が起きたとみられている、都内にある人材派遣会社では、新たに9人の感染が確認されました。

この会社の感染者は、少なくとも16人にのぼり、全員が同じ職場で働く20代の会社員で、複数の人は同じ飲み会にも参加していたということです。

また、この会社以外にも、職場で感染したとみられる人が4人いました。

都は、職場でもクラスターが起こり得るとして、感染防止策を徹底するよう呼びかけています。

一方、新たに70代の男女2人の死亡も確認されました。都内の感染者は5895人で、死者は325人となりました。