×

国際社会の連帯欠如「最大脅威」テドロス氏

2020年6月23日 7:23

WHO(=世界保健機関)のテドロス事務局長は22日、新型コロナウイルスを封じ込める上で、国際社会が連帯を欠くことが最大の脅威になると警告しました。

テドロス事務局長「我々が直面している最大の脅威は新型コロナウイルスではない。国際的な連帯や指導力の欠如だ。分断された国際社会ではウイルスの世界的流行には打ち勝てない」

テドロス氏は22日、オンライン形式の国際会議に参加し、国際社会の分断が感染対策の妨げになるとの見方を示しました。

新型コロナウイルスを巡っては、アメリカのトランプ大統領がWHOの対応を中国寄りだと批判し、「関係を終わらせる」と表明しています。

テドロス氏は名指しをせずに、「新型コロナ問題の政治化が事態を悪化させている」と指摘しました。