秋のアメリカ大統領選で野党・民主党候補に内定しているバイデン氏は１７日、トランプ大統領の新型コロナウイルスへの対応について、「戦いを放棄している」などと強く批判しました。

バイデン氏「トランプ氏は責任を取らないし指揮もしない。（新型ウイルスとの）戦いを放棄している」「大統領、目を覚まして仕事をしてくれ」

アメリカでは、経済活動の再開が進む一方、２０以上の州で１日あたりの新たな感染者数が増えています。バイデン氏は演説で、政権の対応を「嘆かわしいほど不十分だ」とした上で「トランプ大統領はすっかり関心を失っている。大統領の失策のせいでパンデミックは悪化し続けるだろう」と批判しました。

一方、ロイター通信の最新の調査ではトランプ大統領の新型ウイルスへの対応について、５５％が「支持しない」と回答し、「支持」の４０％を大きく上回っています。