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立候補表明5人がオンライン論戦 都知事選

2020年6月17日 20:03
立候補表明5人がオンライン論戦 都知事選

任期満了に伴う東京都知事選挙が18日に告示されるのを前に、立候補を表明している5人が、日本記者クラブ主催のオンライン共同会見にのぞみ、来年に延期された東京オリンピックの開催の是非などを巡り、論戦を繰り広げました。

東京都知事・小池百合子氏(67)「多くの方、アスリートが心待ちにしているのが、来年に延期されましたが東京におけるオリンピック・パラリンピックです。費用を最小化して都民・国民からの理解と共感を得られること、(五輪)大会を簡素化していく、シンプルにしていく」

元日弁連会長・宇都宮健児氏(73)「感染症対策の専門家の意見が重要だと思う。来年のオリンピック開催が困難と(言われたら)私は積極的にIOCに中止を働きかけていきたい。中止によって浮いた予算についてはコロナ災害の被害者支援にあてたい」

前熊本県副知事・小野泰輔氏(46)「2024年に延期して行うことを目指したい。1年後の感染状態がどうなるか、悲観的ではないか、公衆衛生が優れない国においては感染拡大が止まらないということですので(IOCなどと)協議しながら、その可能性を探っていきたい」

れいわ新選組代表・山本太郎氏(45)「中止にすべきだろうと思う。東京で安全に開催できる保証がないということです。ここには特効薬もワクチンもないわけです。みなさんに安全で楽しんでいただけるかというと私は難しいと」

NHKから国民を守る党党首・立花孝志氏(52)「4年後あるいは2年後に開催、この判断は東京でやるのではなくIOCにやらせるということですね。そうするとIOCが、その費用も負担しなければいけなくなる」

都知事選ではこの他、新型コロナウイルス対策や、4年間の小池都政の評価などが争点となる見通しです。

都知事選は18日に告示され、来月5日に投開票が行われます。

<その他の都知事選への立候補表明者>
石井均氏(55)、岩橋健一氏(52)、桜井誠氏(48)、長澤育弘氏(34)、西本誠氏(33)、平塚正幸氏(38)、山口節生氏(70)、市川浩司氏(58)、込山洋氏(46)、竹本秀之氏(64)、七海ひろこ氏(35)、久田眞理子氏(54)、古田真氏(73)、斉藤健一郎氏(39)