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基準日過ぎて誕生10万円もらえる自治体も

2020年6月16日 21:28
基準日過ぎて誕生10万円もらえる自治体も

総務省によりますと、10万円の特別定額給付金は、全体の約43%にあたる2559万世帯への給付が完了しているといいます(6月13日時点)。

その一方で、“給付金がもらえない”と悩む家族も。

茨城県つくば市に住む大橋さんは、双子の男の子を育てる4人家族です。あわせて40万円の給付金を受け取れると思いきや、双子が対象外になってしまい、2人分の給付金がもらえないというのです。

大橋さんの双子の男の子は5月28日に生まれました。

定額給付金を受け取れるのは基準日となる4月27日までに生まれた人のみで、1日でも過ぎると給付の対象から外れてしまいます。

双子が給付の対象外になったことについて大橋さんは…。

「出生の日にちの差で貰えないのは何でなのかなって」

ミルクやおむつなど、2人分の費用がかかる中、20万円は大きいといいます。

一方で…大橋さんの実家と職場がある茨城県稲敷市では、基準日以降に生まれた子供でも給付金を受け取れるというのです。

大橋さんの住むつくば市にほど近い稲敷市。

4月28日以降に生まれた子供でも受け取れる市独自の給付金を設けていて、金額は特別定額給付金と同額の10万円だといいます(4月27日時点で親が住民登録している家庭対象)。

稲敷市・健康増進課の安宅基和課長は「少しでも子育てのお役に立てればと思います」と話します。

稲敷市民にこの支援策について街頭インタビューをすると、3歳の子供がいる母親は。

「うまれたばっかりはお金かかるかなと。いい取り組みだと思います」

1歳児を育てる母親も。

「もし自分の子が生まれたばかりだと思うと、(給付金を)貰えるのは本当にありがたいことだと思います」

稲敷市では子供が生まれた家庭に順次申請書を送付。給付作業を進めていくということです。