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人の流れ…東京では“戻り幅”少なく

2020年6月5日 10:26
人の流れ…東京では“戻り幅”少なく

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言が全国で解除されてから10日が過ぎ、人の流れは徐々に戻りつつあります。ただ、感染者が再び増える傾向の東京では、戻り幅が少ない状態が続いています。

午前8時ごろの東京・品川駅です。通勤する人の多くが5日もマスク姿です。

通勤客「あんまり空間はなくなってはきたかな」「(人は)増えましたね。もうしょうがないですよね。これと付き合っていかないといけないんでコロナとね」

内閣官房によりますと、4日午後3時の人の流れは去年の同じ時期に比べて去年並みから3割程度の減少で、元に戻りつつあります。一方で、感染者が再び増える傾向の都内では品川駅で58.4パーセントなど、主要な駅で4割から6割減っていて、他の地域より戻り幅が少なくなっています。

東京では「夜の街」での感染者が増えていますが、新宿・歌舞伎町では「東京アラート」が出された翌日の3日午後7時の人出は前の日に比べて13パーセント減りました。

一方で、六本木や渋谷センター街では逆に増えていて「アラート」の効果が十分に出ているとは言えない状況です。