×

伊・呼吸器学会「肺炎患者は退院後も検査」

2020年5月30日 12:43

イタリア呼吸器学会の会長が29日NNNの取材に応じ、新型コロナウイルスで肺炎にかかった患者は、退院後も肺機能が低下するおそれがあるとして定期的な検査を受けるよう呼びかけました。

イタリア呼吸器学会のリケルディ会長は29日、新型ウイルスで肺炎になった患者のおよそ3割が、退院後6週間から8週間経っても息切れや呼吸困難の症状が続いていることを明らかにしました。

リケルディ会長「肺炎を起こした患者はレントゲンなど、定期的な検査が必要になるでしょう」

リケルディ会長は「この症状がいつまで続くかは分からない」とした上で、退院後に肺の機能が回復したかを経過観察することが必要と強調しました。「感染前に問題なくできていた運動に支障が出ていないか気に掛けてほしい」と呼びかけています。