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有効求人倍率1.32倍 4か月連続で低下

2020年5月29日 10:46
有効求人倍率1.32倍 4か月連続で低下

仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す有効求人倍率は、4月は1.32倍で、4か月連続で前の月を下回りました。新型コロナウイルスの感染拡大による影響が幅広く出た形です。

厚生労働省によりますと、4月の有効求人倍率は1.32倍で、3月より0.07ポイント低下し、4か月連続で前の月を下回りました。都道府県別では沖縄県が最も低く、0.91倍で、1倍を割り込みました。

また、4月の新規求人数は去年の同じ時期と比べると31.9%減少し、産業別では、宿泊業・飲食サービス業で47.9%、娯楽業などで44%減少しています。

厚労省は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が幅広く出ているとみて動向を注視しています。

一方、4月の完全失業率は前の月よりも0.1ポイント悪化し、2.6%となりました。これまで増え続けてきた就業者の数が7年4か月ぶりに減少に転じました。

高市総務相は「(新型コロナウイルス)感染症の影響が大きく表れており、引き続き、十分注視していく必要がある」と述べました。