外出自粛が長引いたことで、健康を意識した食材や商品がますます注目されています。中でも今スーパーなどでは、納豆だけではなく、ある発酵食品の売り上げが伸びているといいます。

都内のスーパーで、今、新たに売れていたのが…。

ベニースーパー本部本部長、赤津友弥さん「キムチ売り場はこちらになります。（例年よりも）１０％から２０％高い状況で売れております」

中には、売り切れとなり棚が空っぽになってしまったキムチも。こちらの商品は、１つだけ残っていましたが…。男性客が最後の１つを購入。キムチが売れている訳とは？

ベニースーパー本部本部長、赤津友弥さん「発酵食品自体のお客様の健康というイメージの良さがありますので、売れているのではないかと思います」

こちらのお客さんは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、より意識して発酵食品を食べるようになったといいます。

キムチ購入したお客さん「発酵食で免疫力がつく、病気になりにくいと」

健康志向の高まりと共に、全国のスーパーでは発酵食品の売り上げが軒並み伸びていて、ある調査によりますと、去年と比べ、納豆やヨーグルト、乳酸菌飲料が２０％以上アップしているということです。

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“品薄状態で発酵食品が手に入らない！”という人たちの間で急激に売れている商品があります。２０種類以上の発酵食品を手作りできる家電です。

炊いたご飯とお水を入れて、そこに米麹を混ぜていきます。そして６０℃で６時間、発酵すると…甘酒が完成しました。去年と比べ、およそ１０倍売れているということです。

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健康志向の高まりで、売れている食べ物はほかにもあります。それは葉物野菜です。

ベニースーパー本部本部長、赤津友弥さん「（葉物野菜は）値ごろ感があるような形で出せていましたので、そういった点でもよく売れているのではないかと思います」

東京都中央卸売市場によりますと、レタスは平年と比べ３割近く安値に！今、葉物野菜の人気が上昇する中、都内のレストランでは、あの“スーパーフード”が人気となっています。

ＡＬＬＦＡＲＭ、古森洋介さん「こちらがケールです」

調理キャベツやブロッコリーの原種で、多くの栄養素を含むケールです。こちらは５枚分のケールが使われた山盛りのシーザーサラダ。ケールが入ったビールには、オレンジも入れていて、飲みやすい味わいになっています。

サラダを食べるサラダのお味は－「ほんのりとした苦味があるんですが、やわらかく想像していたよりも食べやすいですね」

この店で栽培しているケールの葉はネットでも販売しています。

ＡＬＬＦＡＲＭ、古森洋介さん「ケールは免疫力もつく野菜なので、２週間で全部売り切れて追加で製造している段階です」

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あのモスバーガーでは、今月からハンバーガーに欠かせない野菜たちを使った新サービスを始めました。

モスフードサービス、佐藤秀行さん「今回の新型コロナウイルスの影響を受け、出荷できない野菜を支援していこうと」

モスバーガーで仕入れている野菜を栽培する農家では、レストランなどへの出荷が急減。廃棄せざるを得ない野菜も出てきています。そこで、モスバーガーでは、農家を支援するために、店で使っている同じ野菜などを宅配するサービスを別の協力会社と手を組んで始めました。

店では、ハンバーガーに入っていたトマトやレタスなどの野菜が、自宅に届き、食べられるということです。健康を意識した食事は、今後も注目されそうです。