政府は緊急事態宣言が続く首都圏の１都３県と北海道について、２５日、宣言を解除する方針を固めました。これで緊急事態宣言は全都道府県で解除されることになります。

政府は宣言の解除について、感染状況や医療提供体制などを総合的に見て判断しますが、東京都、千葉県、埼玉県では「直近１週間の新たな感染者数が１０万人あたり０．５人程度以下」の目安を下回っています。一方、神奈川県と北海道では目安を上回っています。

しかし、感染経路不明の感染者が減少し、病床のひっ迫状況も改善していることなどを総合的に判断し、政府は２５日、東京など首都圏の１都３県と北海道の緊急事態宣言を解除する方針を固めました。

これで緊急事態宣言は全都道府県で解除されることになります。

２５日、所定の手続きを経て宣言を解除するとともに、安倍総理大臣が会見し、今後の経済活動の再開などの方針を説明します。また、あわせてイベントや経済活動などを段階的に再開するためのガイドラインも発表する方向で調整しています。