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NY株 ハイテク中心に「確定売り」で反落

2020年5月22日 7:24

21日のニューヨーク株式市場は、相場をけん引してきたハイテク関連株を中心に当面の利益を確定させる売りが優勢となり、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。

21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値から101ドル78セント安の2万4474ドル12セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も90.90ポイント下げて9284.88で取引を終えています。

ダウ平均は、前の日までの1週間で1300ドルあまり上げたこともあり、ここまで相場をけん引してきたハイテク関連株を中心に、当面の利益を確定させる売りが優勢となりました。

また、取引開始前に発表された先週1週間の失業保険の申請件数が前の週よりは減少したものの、依然として高水準だったことや、5月の製造業の景気に対する印象が市場予想を下回ったことも相場の重荷となりました。

市場関係者は「アメリカと中国の関係悪化への懸念が強まっていることも、マイナス材料となった」と話しています。