新型コロナウイルスの影響で延期されていた中国の全人代（＝全国人民代表大会）が２２日から２８日まで開かれます。新型ウイルスの影響が長引く中、経済成長率の目標をどう示すのかが焦点です。

新型ウイルスへの警戒が続く中、２１日、開幕を前に開かれた会見もビデオ形式で行われるなど、異例の対応となっています。会見では、新型ウイルスをめぐり中国への批判を強めるアメリカについて、「自らの失敗を隠すための責任転嫁だ」と批判しました。

また、香港で国家の安全を維持するためとして新たな法案も議論されることも明らかにしました。民主化デモを標的にしたものとみられ、市民の反発は必至です。

新型ウイルスの経済への影響も深刻となる中、全人代では例年、明らかにされる経済成長率の目標をどう示すかや、打撃を受けた経済の回復に向け、大型の景気対策が打ち出されるかが焦点です。