緊急事態宣言の解除が検討されている東京などの首都圏。「新しい日常」への動きも出始めています。

■オフィス解約で経費削減

都内のコンサルタント会社の白潟敏朗社長は「先週の月曜日に大家さんの方にオフィスの解約通知をした」と話します。

この会社では、３月から完全なリモートワークを開始。年間およそ１８００万円の維持費の削減にもなることから、もはやオフィスはいらないと決断しました。８月にはこのオフィスも引き払います。

白潟社長「出身が九州の宮崎県出身なので、田舎から来ると東京の高層ビルへの憧れが半端ない思いがありまして。そこの思いを断ち切るのは、やっぱり３ヶ月くらいはかかりました」

しかし、実際にやってみるとコミュニケーションが密になり、社員の集中力もより上がったと言います。

白潟社長「ものすごくうまくいっているかなという感じです」

■通勤時間を有効活用

自宅で働く社員は、最初は寂しい気持ちもあったということですが、通勤がなくなったことで時間を有効に使えるといいます。

自宅で働く社員「お客さんも『わかった明日ね』って言って、明日とかの予定、隙間時間を押さえてくれるというのがあって。そういう意味ではスピード感も増しましたし、ちょっとしたミーティングが社内でも社外でもできるようになったのはいいこと」

「逆に言うと、今まで何でオフィス行ってたんだろうって思った」