×

警官が邦人女性から1万円“詐取”露の空港

2020年5月20日 8:05

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、先週、ロシアから臨時便で帰国した日本人女性が、モスクワの空港で警察官に虚偽の規則違反を指摘され、およそ1万円をだまし取られていたことがわかりました。

ロシアの捜査委員会によりますと、日本人女性は、今月11日、モスクワのシェレメチェボ空港で警察官に呼び止められ、パスポートや滞在登録証のチェックを受けた際、滞在登録の期限が切れているとして、罰金およそ1万円を支払うよう求められ、指定の口座に振り込んだということです。

しかし、ロシア政府は現在、新型ウイルス対応として、ビザや滞在登録などの有効期限が切れていても、6月15日までは問題ないとしています。

女性は帰国後に被害届を提出し、捜査委員会は、警察官の地位を利用した詐欺の疑いで捜査を始めたということです。