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専門家会議 新しい生活様式提案へ

2020年5月4日 10:18
専門家会議 新しい生活様式提案へ

政府は緊急事態宣言を5月末まで延長する方針です。

4日午前10時現在に開かれている専門家会議では「当面現在の枠組みを維持することが望ましい」とする一方、必要以上の市民生活に犠牲を強いることがないようにする必要があるとして新しい生活様式を提案する見込みです。

西村経済再生相「一人一人が感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、新しい生活様式、この実践例についてご提案をたまわりたいと考えております」

専門家会議で議論している最終案では、新規感染者数は着実に減少に転じつつあると分析しています。ただ、地域や全国で再度感染が拡大すれば医療提供体制へのさらなる負担が生じる恐れがある。当面、現在の枠組みを維持することが望ましいとしています。

一方、必要以上の市民生活への犠牲を強いることがないようにする必要があり、都道府県ごとに状況を見ながら段階的に活動レベルを上げるよう求めています。

新しい生活様式の具体例としては、外出はマスクを着用。遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ。人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートル空ける。手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う。発症したときのため、誰とどこで会ったかメモしたり、スマホの移動履歴をオンにするなどとしています。

会議では、遅くともおおむね2週間程度経過した時期に最新の分析を行うとしています。