東京都は５月１日、新たに１６５人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。また、新たに６人の死亡も確認しました。

東京都内で新たに感染が確認されたのは、６歳未満の幼児から９０代までの男女１６５人です。

都によりますと、感染者１６５人のうち、すでに感染が判明していた人の濃厚接触者が１１６人いました。

このうち６７人は、院内感染が起きたとみられる都内の病院や高齢者向け施設あわせて３か所の患者などで、墨田区にある山田記念病院の患者と職員が３２人、江東区の特別養護老人ホーム「北砂ホーム」の入所者と職員が３０人、練馬区の練馬光が丘病院の患者と職員が５人でした。

都は、感染者が再び１００人を超えた理由について、この病院と施設でのクラスターが原因の１つだと説明しています。

また、新たに男女６人の死亡が確認されました。

一方、東京都は初めて、新型コロナウイルスによる年代別の死亡者数を発表しました。

年齢が判明している死亡者１２２人が対象で、年代別では、７０代男性が２６人と最も多く、次は８０代男性の２５人でした。死亡者のうち、高齢の７０代から９０代の男女が、およそ７７％を占めています。

男女比では、男性の割合が、女性の２倍以上となっています。