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重症化兆候も「死後に感染判明」都内11件

2020年5月1日 11:48
重症化兆候も「死後に感染判明」都内11件

死後に新型コロナウイルスへの感染が判明するケースは、東京都内で11件に増加していて、中には重症化の兆候があるにもかかわらず自宅療養し、死亡していた例も複数あることがわかりました。

捜査関係者によりますと、自宅や路上で容体が急変し、死亡後に、新型コロナウイルスへの感染が判明したケースは、3月30日から1か月で11件にのぼります。うち7件は死亡する1週間~12日前から発熱などの体調不良があったということです。

また、死因の究明にあたっている機関によりますと、担当した数件すべてで呼吸器症状など、重症化の兆候がみられたということです。

厚労省は先月29日、自宅などで療養する感染者に向け、重症化の前兆となる例を公表し、ひとつでも当てはまる場合は、都道府県の相談窓口などに直ちに連絡するよう求めています。