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緊急事態宣言“全国一律延長”の方向で検討

2020年4月29日 23:07
緊急事態宣言“全国一律延長”の方向で検討

新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中で、政府は来月6日に期限を迎える緊急事態宣言について、全国一律で延長する方向で検討していることがわかりました。

安倍首相「この5月6日に、我々これで緊急事態が終わったと言えるかどうかについては、依然厳しい状況が続いているんだろうと思いますが、ただ、今ここで私が判断することはできない。専門家の皆様に分析をしていただき、ご意見を賜りたい」

全国一律の延長が検討されている背景には、引き続き、全国で医療体制がひっ迫していることがあります。

これに加えて、ある政府関係者は、「各地の住民の中にも、外部から人に来てほしくないという雰囲気が広がっている」と指摘しています。複数の政府関係者によりますと、政府は、来月1日に専門家会議の意見を聞いた上で対策本部を開き、延長について、まず方向性を示すことを検討しています。

その上で、具体的な延長幅や、国民の行動制限をどこまで求めるか、また、学校の再開を部分的にうながすかなど、詳細についてぎりぎりまで検討した上で、来月4日にも正式に決定する見通しです。