新型コロナウイルスの治療薬として期待されているエボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」について加藤厚生労働大臣は、「特例承認制度を使い審査を速やかに進めたい」と述べました。

加藤厚労相「特例承認制度を活用した承認審査を速やかに進めたいと考えている」

加藤厚労相は、２８日朝の会見で「レムデシビル」について、海外で承認されるなどの要件を満たせば「特例承認制度」を使って審査を速やかに進めると述べました。

審査には通常、１年程度かかりますが、この制度では、審査を簡略化し、期間を短縮して承認することができます。

総理官邸の幹部は、「早ければ来月にも承認したい」と話していて承認されれば、国内で初めて広く使われる新型コロナウイルスの治療薬となります。