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有効求人倍率1.39倍 3か月連続で低下

2020年4月28日 10:41
有効求人倍率1.39倍 3か月連続で低下

3月の有効求人倍率は3か月連続で低下し、1.39倍でした。新型コロナウイルスの影響が出始めているとみられます。

厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す3月の有効求人倍率は、前の月より0.06ポイント低下し、1.39倍でした。バブル崩壊直後の1992年1月と同じ下げ幅となっています。産業別でみると、製造業と宿泊業、飲食サービス業で新規の求人数が大幅に減少しています。

加藤厚生労働相は28日朝、「新型コロナウイルスの影響は受けているのではないか」と述べ、今後の雇用情勢への影響を把握し、必要な対応をとるとしました。

一方、3月の完全失業率は前の月よりも0.1ポイント悪化して、2.5%でした。高市総務相は「新型コロナウイルス感染症の影響が雇用に表れ始めているとみている。十分注視していきたい」と警戒感を示しました。