拍手、手元のマスク…広がる医療従事者支援
感染予防のために自宅で過ごしている皆さんが自宅でできる暮らしのヒント、『私にできること』。最前線でたたかう医療従事者たちを応援する取り組みを取材しました。
◆世界で、日本で広がる『クラップ・フォー・ケアラーズ』
イギリス・ウィリアム王子夫妻の3人の子供たちが医療従事者にエールを送る動画には、「疲れを知らずに働いている医療従事者の皆さん、ありがとう」とのメッセージが添えられています。
また、一般の人も家の外やバルコニーに出て医療現場に感謝の拍手を送っています。
実は、このような動きは日本国内でも。茨城・つくば市では今月10日から、毎週金曜日の正午から30秒間、拍手を送る時間として、市長が館内に呼びかけています。
世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、最前線でたたかう医療従事者らに感謝の意を示そうと始まった『クラップ・フォー・ケアラーズ』という運動。
国内では他にも、福島・いわき市や、東大阪市、福岡市などでも始まっていて、手軽に参加できる取り組みとして、今後、さらに広がっていきそうです。
◆私たちが直接支援『#最前線にマスクと防護具を』
一方、私たちが直接支援できる方法も。今月4日に立ち上がったプロジェクト『#最前線にマスクと防護具を』は、SNSを通じて人や会社に呼びかけ、手元に余っているマスクや防護服などを譲り受け、医療現場に届けるというもの。
呼びかけに対し、すぐに多くの反響があり、提供を申し出る連絡が一日およそ100件のペースで届いているそうです。
マスクを提供した女性「自宅にN95(マスク)の備蓄がたまたまありましたので、ささやかで微力なんですけれど、何かに役立つようであればいいなと願っています」
集めたマスクなどを直接、病院に送ってもらったり、実行委員会を通じて病院に送ったりしています。
最前線にマスクと防護具を実行委員会 秋山真理さん「命の危険も当然、感じながら患者さんを救おうと献身的に業務にあたっているので、その方々の命を守れるようにという気持ちが少しでも伝わればいい」