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WHO 緊急事態は“可能な限り早く宣言”

2020年4月23日 16:12

WHO(=世界保健機関)は22日、新型コロナウイルスをめぐる緊急事態宣言を出したタイミングについて、可能な限り早く宣言し、各国が準備する時間を確保したなどと主張しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、WHOは1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しましたが、宣言のタイミングが遅れ、対応が後手に回ったのではとの批判が出ていました。

これに対し、WHOのテドロス事務局長は、22日の定例会見で、「我々は可能な限り早く宣言した。各国が対策を準備する時間を確保したと思う」などと述べました。

また、テドロス氏は、アフリカや中南米などでの感染拡大に危機感を示し、「このウイルスは長期間我々と共存するだろう」などと述べ、流行が長期化するとの見通しを示しました。