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ロサンゼルスの福祉施設で「介護崩壊」

2020年4月23日 14:11

アメリカ・ロサンゼルスの福祉施設で、新型コロナウイルスの集団感染が相次ぐ、「介護崩壊」が起き、CDC(=疾病対策センター)が指導に乗り出す事態となりました。

ロサンゼルス郡では介護などの福祉施設で感染した利用者と職員がこれまでに3000人を超えていて、このうち死亡した利用者は、およそ290人と郡全体の4割に上っています。

集団感染が相次ぐ理由について、当局の責任者は、「検査の対象としていなかった症状がない職員らから感染が広がってしまった」と説明。検査対象をすべての人に広げる方針です。

事態を重く見たCDCは、職員を現地に派遣し、管理体制などの改善を指導するということです。