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JAL・ANA 客室にも荷物を載せて運航

2020年4月22日 21:52
JAL・ANA 客室にも荷物を載せて運航

新型コロナウイルスの影響で国際線の9割以上が運休する中、マスクや医療品などの貨物輸送にこたえようと、日本航空や全日空は、貨物室だけでなく客室にも荷物を載せて運航を始めました。

22日夕方、中国の上海から成田空港に到着した飛行機。200人あまりの乗客を乗せることができる旅客機です。機内には乗客は1人もいません。ただ、座席の上のスペースにはぎっしりと荷物が詰まっています。

日本航空は今週から、床下の貨物室だけでなく、客室にある手荷物収納スペースにもマスクなどが入った箱を載せて運航しています。機内にも荷物を載せることで、1トン程度、多く運べるということです。

一方、全日空も22日から座席シートに医療関連の物資を入れたケースを固定して荷物の輸送を行っています。

航空各社は新型コロナウイルスの影響で旅客便の9割以上を運休する一方、マスクや防護服などの医療用物資の輸送のニーズは高まっていて、貨物スペースの確保が課題となっています。