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今も監視下…弁護士「家族に会いたい」中国

2020年4月21日 22:36

中国当局に拘束され、一時、3年以上安否さえ不明だった人権派の弁護士が、21日、NNNの取材に応じました。この弁護士は今も当局の監視下にあり、「北京にいる家族に会いたい」などと訴えました。

取材に応じたのは、2015年7月に中国当局に身柄を拘束された人権派弁護士・王全璋氏(44)です。

王氏は国家政権転覆罪による懲役4年6か月の刑期を終え、今月5日に出所したものの、戸籍のある山東省で今も当局の監視下におかれ、家族の住む北京に戻れない状態が続いています。

王全璋氏「今一番、家族に会いたい。北京の家に帰りたい」「彼らは私の政治的権利を剥奪しており、もし私が北京に行ったら、それをコントロールできないからだろう」

王氏は中国当局に身柄拘束された後、3年以上、安否さえ不明でした。妻の李文足さんらが当局による不当な弾圧と訴え続け、国際社会も強い懸念を示していました。