×

公園でのジョギングや遊び、何に注意?

2020年4月20日 21:13
公園でのジョギングや遊び、何に注意?

緊急事態宣言の対象が全国に拡大して初めての週末となった、4月18~19日。都内の公園では散歩やジョギングをしに多くの人が集まる傾向がありました。屋外でジョギングをすることに問題はありませんが、正しい対策をとる必要があります。ジョギングをする際に気をつけなければならないことをまとめました。


■山中教授「走る時もマスクを」
ご自身もマラソンをされる京都大学の山中教授が、自身のYouTubeで「ジョギングエチケット」を呼びかけました。山中伸弥教授「周りの方へのエチケットとして走るときにもマスクをつけましょう」山中教授は、走って大きな息をすると周りにウイルスをまき散らすかもしれないので、マスクを着用してほしいと呼びかけています。また、山中教授はマスクよりも布を巻く方が自分は快適だとして紹介していました。


■ジョギングで気を付けたい3つのポイント
厚生労働省のクラスター対策班の専門家も、吐く息にも多くのウイルスが含まれる可能性があると指摘しているので、呼吸が荒くなるジョギングは、より注意が必要です。そこで改めて、専門家の見解をもとに、ジョギングするときに気を付けたい3つのポイントをまとめました。

(1)混雑する時間を避ける
まず、混雑する時間を避けること。ジョギングも買い物と同じように、タイミングを分散した方がいいですよね。しかし、体調が少しでも悪ければ「外出しない」ということが大前提です。

(2)数人で走るときは距離をとる
数人で走るときは距離をとってください。ジョギング中も、2メートルの「ソーシャルディスタンス」を守ることが大切です。腕を伸ばして触れないぐらいの距離が目安です。並走ではなく、誰かについて「真後ろ」で走る場合は、距離を長めにとってください。前を走る人の息は後ろに流れてくるのですが、それにウイルスが含まれてる可能性があるからです。

(3)ルートを見直す
「人が多いルートを避ける」ことを心がけてください。いつものルートは混んでしまうのなら、別のルートを走ってみるのはいかがでしょうか。空いているルートを見つけながら、いつもは通らない道をゲーム感覚で楽しむのも良いかもしれません。

また、ジョギングではなく、子どもと遊ぶために公園を利用する人も多いと思いますが、その際も注意が必要です。子どもが「密」にならないように公園で遊ぶことはOKですが、子どもが遊んでいる間に親同士が集まって話したり、食事することは慎んでください。

※2020年4月20日放送 news every.「ナゼナニっ?」より