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銚子電鉄に危機!話題の「まずい棒」売れず

2020年4月17日 19:56
銚子電鉄に危機!話題の「まずい棒」売れず

銚子駅から外川駅までの6.4キロを走る千葉県の銚子電鉄。ある“危機”に直面していました。

銚子電鉄営業戦略担当、柏木亮取締役「全部在庫の山です。まずい棒の…」

倉庫にあったのは山のように積み上げられた段ボール。中身は主力商品の1つ「まずい棒」です。なぜこのような状態になっているのでしょうか。

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「まずい棒」といえば2018年。

銚子電鉄、竹本勝紀社長「こちらがまずい棒です。当社の“経営状況がまずい”そういう意味でつけたネーミング」

赤字経営が続く中、銚子電鉄が、会社の命運をかけ開発。販売開始以降、200万本以上売り上げるなど“救世主”ともいえる商品でした。

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しかし、今は在庫があふれる事態に。中には、賞味期限が数週間後のものも。そのワケは…。

銚子電鉄営業戦略担当、柏木亮取締役「コロナウイルスがある中で乗客が相当数減っていて、購買数が激減した」

新型コロナウイルスなどの影響で、観光客が遠のいたというのです。

銚子電鉄営業戦略担当、柏木亮取締役「相当まずいです。電車が存続できない。本当に危機的な状況に陥っています」

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こうした中、銚子電鉄はこの“まずい”状況をSNSで報告。オンラインショップでの購入を呼びかけました。

銚子電鉄営業戦略担当、柏木亮取締役「多くの支えてくれるファンのためにも、なんとしてでも存続していきたい」

突然訪れた“まずい”事態。地域の足を守るための我慢が続いています。