フランス国防省は１５日、空母「シャルル・ドゴール」の乗組員ら６００人以上が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

フランス軍の空母「シャルル・ドゴール」は、艦内で感染が疑われる症状が出たため、今月８日から乗組員に対する検査が実施されています。

国防省の発表によりますと、これまでに空母とその護衛艦の乗組員６６８人が検査の結果、陽性と判定されました。感染者のほとんどが空母の乗組員で、そのうち３１人が入院し、１人が集中治療を受けています。

また、検査を受けた１７６７人のうち、およそ３割の検査結果が出ておらず、さらに感染者が増える可能性もあります。

２隻は現在、フランス南東部トゥーロンの軍港に停泊し、乗組員らは軍の施設で隔離されているということです。