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「緊急事態宣言」初日の夜 道頓堀で店は…

2020年4月14日 23:38
「緊急事態宣言」初日の夜 道頓堀で店は…

「緊急事態宣言」の対象地域である大阪府では、新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて、遊興施設などに対する休業要請が14日から始まりました。休業要請初日の夜となった大阪のいまの様子を、道頓堀からお伝えします。

1週間前に緊急事態宣言が出されたことに加え、大阪府が14日から来月6日まで、バーなどの遊興施設に対する休業要請や飲食店に営業時間の短縮を要請したことで、普段は人であふれている街にほとんど人影はありません。

多くの店がすでにシャッターを閉めていて、こちらの通りで昔から営むある飲食店の方は「こんな景色は見たことがない」と話していました。

一方、要請に応じず営業を続けている飲食店もあります。

大阪府は、休業要請に応じない遊興施設に対しては、店名を公表するなどの措置ができますが、営業時間短縮に応じない飲食店に対しては、追加の措置はありません。

普段の営業を続けるというある居酒屋の店長は、「要請を守りたい思いはあるが、営業をやめたらすぐに店がつぶれてしまう」とこたえました。

大阪府では14日、新たに59人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、感染した人はあわせて894人にのぼっています。感染の拡大が収まらない中、休業などの要請がいつ解除されるかはわからず、事業者らはぎりぎりの経営を迫られています。