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重症化や死亡、70代が最多 新型コロナ

2020年4月14日 2:53

国内の新型コロナウイルス感染者について、厚生労働省が年代別に調査したところ、重症化した人と死亡者を合わせた人数では70代が最も多いことが分かりました。

厚生労働省が12日までに国内で新型コロナウイルスに感染した人約6400人について年代別に調査したところ、20代、30代、40代、50代がそれぞれ1100人以上いて、20代から50代の感染者で合わせて7割以上となることが分かりました。

一方、重症者と死亡者の合計は、40代以下が19人しかいないのに対し、50代で32人、60代で48人、70代で69人、80代で57人と、50代を超えると急増していて、特に70代が、死亡者と重症者を合わせた人数で最も多いことが分かりました。

死亡者数も70代が最も多く、60代以下が17人しかいないのに対し、70代が37人、80代が36人、90代以上が11人と、70代を超えると急に増えていることも明らかになっています。

この結果を受けて、厚労省は、「若い世代も感染のリスクがないわけではない」とする一方で、「割合をみると、高齢者が重症化しやすい」として、若い世代に対して「知らないうちに感染を広めないよう不要不急の外出を避ける行動を引き続きお願いしたい」と呼び掛けています。