新型コロナウイルスの影響により事実上の外出禁止令が続くイギリスでは、政府が商店などに対し休職せざるを得なくなった従業員の賃金の最大８割を補償することにしていて、その給付が近く始まる見通しです。

ロンドンで日本食レストランを経営する齋藤さん。外出禁止令が出て以来、売り上げは大きく落ち込んだといいます。


東京すき焼き亭・齋藤大吉店長「通常の売り上げの１０％から１５％くらい。これをデリバリーとテイクアウトでまかなっている」

今は従業員のほとんどを休職させていて、経営が厳しさを増す中、賃金補償が頼りだということです。イギリス政府は商店などに対して、新型コロナウイルスの影響により休職させた従業員の賃金の最大８割を補償するとしていて、その支払いが今月末までに始まる見通しです。

東京すき焼き亭・齋藤大吉店長「（補償がなければ）大変な問題に　なっていたと思う。雇用をキープして再開した時に皆が戻って働ける状況は確保している」

ただ「高額な店の家賃の支払いが不安」だということで、どう倒産を防ぎ雇用を維持するのか。イギリスだけでなく日本にとっても喫緊の課題です。