女優の石田ひかり（４７）が１２日、インスタグラムを更新。１０日に肺がんのため８２歳で亡くなった大林宣彦監督への追悼メッセージを掲載した。

石田は、大林監督作「ふたり」（１９９１年）で主演を務めた。

インスタグラムには大林監督らと一緒に笑顔で写る写真をアップ。
「鳴かず飛ばずのアイドルだった１８歳のあの日。青山のスパイラルのカフェでお会いした、あの日がなければ今のわたしは間違いなくいません。映画のオーディションとは知らず、監督とのお話に一生懸命答えていたわたしに『ぼくはね、姿勢のいい子と、ちゃんと返事が出来る子が好きなんだ』とおっしゃってくださった事、今でも支えになっています」と記した。

昨年９月に会ったことも明かし、監督から「ひかりで新作を考えているからね。スケジュール空けておいてね」と言われたという。
石田は「かなりつらそうなご体調でしたが、絶対に現実になりますようにと祈っていました」と回想。約束を果たす前に旅立った監督に「叶わなかったことは本当に残念ですが、その約束は忘れませんからね、監督！いつかわたしがおばあちゃんになって、そちらに行った時『さあ監督、お願いします！』って言いますからね！」と呼びかけ、「監督が導いてくださった俳優の道、がんばります。本当に本当にありがとうございました」とメッセージを送った。