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映画監督・大林宣彦さん死去82歳 肺がん

2020年4月11日 0:28
映画監督・大林宣彦さん死去82歳 肺がん

映画「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督が、肺がんのため亡くなったことがわかりました。82歳でした。

大林さんは、CM制作を経て77年に商業映画の監督としてデビュー。これまで自身のふるさとである広島県の尾道を舞台にした作品「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」など、いわゆる“尾道三部作”を手がけ、幻想的でノスタルジックな作風が、多くのファンを生み出してきました。

その功績は高く評価され、2004年には紫綬褒章を、2009年には旭日小綬章を受章し、去年には文化功労者に選ばれました。

近年は病と闘ってきた大林監督。2016年にステージ4の肺がんと診断され、余命3か月と宣告されていました。

4月10日には最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」が公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で上映が延期されていました。